映画「画家モリゾ、マネの描いた美女~名画に隠された秘密」の感想

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ベルト・モリゾ(Berthe Morisot)。
マネの「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」のモデルとして有名だが、女流画家で、19世紀フランスの印象派で紅一点だった。
マネとは恋愛関係にあったのではと憶測されている。

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映画の画面構成に監督の描くモリゾ像が表れており、マネに向かい、絵に向かうモリゾの心理描写にとても引きつけられた。
彼女は、いつも背筋を伸ばし、水平かやや上方を見据え、下を向くのは迷ったり、悩んだりした時だけだった。
また、いくつかのシーンが同時代の印象派絵画とも重なり、その明るさが、画家として、女性として、幸せを求める彼女の希望と重なるように見えた。

鑑賞日:2015年6月19日
場所:恵比寿ガーデンシネマ
オフィシャルサイト:画家モリゾ、マネの描いた美女~名画に隠された秘密